インドネシア 石炭輸出 12日から段階的再開へ検討の方針示す
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輸出再開、といっても、当座は、すでにインドネシアの港に入っている船に積み込んで輸出するのは許可する、ということですね。
輸出禁止が急な話だったので、インドネシアから石炭を積みだす予定の船が十数隻、すでに入ってきていました。これらの船を待たせ続けたり、空で帰すわけにもいかないので、そのぶんは許可する、ということです。
インドネシア政府としては国内で電力不足が起きることは避けたいので統制してでも輸出を制限したい、石炭業者としては輸出して利益を上げたい、国際市場では石炭の需要が増大している、という状況です。
石炭輸出禁止を段階的解除へ インドネシア政府
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1039G0Q2A110C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1641823635火力発電にはこうした燃料供給リスクが付き纏うことの一例ですが、再生可能エネルギーに移行しても天候不順の際に使用されるピーカー電源は化石燃料を使うことは今後も想定されます。さらに燃料がグリーン水素になっても同じ問題は起き得るので脱炭素に加えてエネルギーセキュリティの観点も昨今のエネルギーミックスの変化の中で注視する必要があります。
世界最大の石炭の輸出国・インドネシアが一時的に石炭の輸出を禁止し、日本など輸出先への影響が懸念されていますが、インドネシア政府は12日からの段階的な輸出再開に向けて検討を行う方針を示したとのことです。
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https://newspicks.com/news/6531158
・インドネシアが石炭輸出一時禁止 世界一の輸出国、電力不足に対応
(朝日新聞デジタル・2022年01月04日)