北朝鮮、極超音速ミサイルを発射 国営通信報道
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昨年9月に発射され、恐らく実験に失敗した極超音速ミサイル火星8の再試験かと思いましたが、公開された映像を見るに操舵翼のようなものがあり、滑空体と思しき弾頭の大きさが異なるので新型か改良型のようです。
前回は300キロ足らずの飛行距離で墜落しましたが、今回は700キロ飛んだという発表が本当ならある程度の成功を収めた可能性があります。
ただ今回の発射ではいつもの新型と違って呼称が発表されていないので、あくまで技術的要件を固める為の試験発射だったのでしょう。
日本をターゲットとするミサイルではありませんが、着々とミサイル技術を向上させていることが窺えます。今朝、北朝鮮の国営通信が昨日発射したミサイルが極超音速ミサイルであったと報道した。昨年9月28日、極超音速滑空ミサイル「火星8」を発射したときも翌日に発表した。
昨年は液体燃料を使用し1段の推進ロケットだった。今回のミサイル発射のあと各国の分析に時間がかかったのは、(1)弾道を描いていないのに7百キロ(北朝鮮の報道)を飛翔した。(2)発射時の推進ロケットに関するデータは弾道ミサイルと同様のデータを残した。(3)弾頭の動きから滑空弾頭の可能性があったからだろう。北朝鮮が弾道ミサイルの技術を応用した極超音速ミサイルの技術を急速に向上させていることがわかる。これから必要な視点は(1)昨年9月と今年1月の発射時の映像の比較。(2)極超音速ミサイル開発で先行している中国とロシアの反応。(3)北朝鮮の技術向上のテンポを考えながら日本の防衛体制のありかた論議をすることだろう。