オミクロン株は症状軽い、新たな制限不要=英ワクチン担当相
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元のインタビューはこちら。
https://news.sky.com/video/minister-plan-b-is-working-12508717
実のところこのインタビューは「オミクロン株は症状軽い、新たな制限不要」という文脈ではあまり報じられておらず、インタビュー冒頭の「現在自己隔離している人数は」との質問に大臣が答えられず、いやそれ知らんで政府はどうNHSや教育現場の状況に対応出来るのとキャスターからツッコミが入る様の方がむしろ多く引用されています。
このインタビューの背景事情として(文脈重要)、入院患者の急増により今後数週間は医療体制の逼迫が懸念される事があります。
「新たな制限不要」も、正確には医療現場の状況に対処するため更なる制限が必要ではというキャスターの質問に対し"Plan B is working"と答えたものです。オミクロンは症状が軽いから制限不要と答えたわけではなく、在宅勤務やマスク着用といった現行の対策("Plan B")で対処出来ていると述べたものです。
実際はこの日にジョンソン首相のCOVID会見が行われ、Plan Bの続行と更なるブースター接種と感染予防行動を国民に求めると共に、流通分野など10万人の労働者に毎日の陰性検査を求めるなどの追加対策が発表されています。
https://www.theguardian.com/world/2022/jan/04/100000-key-workers-in-england-told-to-take-covid-test-every-working-day感染者数が何十万人でようと「入院している人の数は1年前の約半分だ。これはワクチンの力を示している」という明確なメッセージ。2月にまたロンドンに戻って、コロナ前の日常を味わえるのが待ち遠しい
イギリスのブースター接種の凄まじいスピード感は、経済活動を止めたくないという政府の意思の強さを示しています。
イギリス人と日本人では、生と死に対する大局観がかなり違いますし、高齢者に対する意識も違います。また、高齢者自身の意識もかなり違います。
ですから、日本とイギリスを同じテーブルに乗せて比較しても意味がないと感じます。
しかしながら、典型的なイギリス人のタフさには素直に尊敬します。