国内で新規感染者が3カ月ぶり1000人超え 新型コロナ
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感染者数の増加で主要メディアが水を得た魚のように元気です。しかし、感染力が強くなり致死率が下がったオミクロン株がデルタ株以上に蔓延し易いのは理の当然で、いずれ国内に入って増殖することは、当初から分かっていたことでしょう。デルタ株の感染がオミクロン株より先に分かる検査手順になっているようなので今のところオミクロン株はさして目立たぬようですが、感染力がオミクロン株より弱いアルファ株からデルタ株に至るウイルスが止められなかった以上、オミクロン株を国境封鎖で止められる、隔離で止められると考えて対策を打つのは異常です。それでできるのは、医療体制を整えワクチン接種を進める時間を稼ぐことくらいです。何より重要なのは、オミクロン株の危険度を冷静に見極め、既に危機状態にある経済社会生活の現状を比較考量し、過不足の無い適切な対策を取るべく努力することであるように思います。だからこそ他の先進各国は日本のような極端な国境封鎖と隔離政策に及んでいないのです。
感染力は強いが致死率が低いウイルスの不安を感染者数で煽って極端な対策を取れば、経済が立ち遅れて日本がますます貧しくなるのみならず、本当に怖い変異が起きた時、メディアも政府も専門家もオオカミ少年と見做されて、国民が信じなくなってしまいます。
死者数が欧米諸国の15分の1程度に留まり陽性者数も一桁違ったにも拘わらず恐怖心を煽って経済と社会生活を欧米並みに落ち込ませ、回復を欧米以上に遅らせた過去を繰り返さないようにして欲しい・・・ (・・;他国の状況を踏まえれば、今後一気に増えることが予測されますが、そのことを政府が認めず、また情報を開示しないことが国民の不安を煽り、またマスコミやコメンテーターが憶測でモノを言う余地を作ってしまっていると思います。
イギリスでは昨年12月初旬に100人ほどのオミクロン株感染者が出た際に、、、
・日々、倍々で感染者は増えていくこと
・その場合、月末までに1日当たり感染者は10万人を超え、1月には20万人近くに拡大すること
を開示しました。
加えて、少ない症例ながら初期分析を行い、
・重症化はデルタ株に比べて低い可能性がある
・ブースターが有効である可能性が高い
ことも伝えたうえで、政権はブースター接種を加速することと、更なる規制強化を行わないことを再三にわたって広報活動しました。
ちなみに現在イギリス政府から公式に出されている研究結果の概要は以下のとおりです。
・オミクロンの重症化予防にはアストラゼネカ製を含むすべてのワクチンが有効;
オミクロンに対し1回接種で-35%、2回で-65%(ただし24週後には-51%)、3回で-68%
・デルタも含めたトータルでは3回で-88%(他の回数は記載省略)
・オミクロン感染予防に対してはすべてのワクチンが基本効果がないことを確認;
アストラゼネカは効果ゼロ、ファイザーとモデルナは-10%(デルタに対しては-65%~70%)
・オミクロン感染後、入院が必要となる可能性はデルタの約1/3
イギリスでは感染者数が日本の150倍以上ですが、ブースター接種が早いので、皆が受けてくれている限りでは日本よりもむしろ市民の安心度が高いかもです。
そして政府宣言どおり、ロックダウンも、更なる入国規制や海外旅行規制も事実上導入を見合わせています。
これこそが日本政府に求められている行動の方向性であり、曖昧で明確な基準を示さない「手遅れよりやりすぎの方がまし」だとか、「臨機応変にしっかりと」などと言う発言をマスコミに提供するのは、国民を間違った方向に誘導してしまうと感じます。8月には25000人を越えていたんだから1000人くらいで大騒ぎしなさんな・・・って思う。
あと現在はデルタ中心らしい。重症者などは遅れて表面化するので現在の重症者数をみて楽観視はできないが、第5波の頃よりワクチン接種率は高いのだから被害が減らせると考えるのが普通だろうと思う。ここから注目すべきは感染者や入院患者らがどれだけワクチン接種者なのかという部分。