ジン輸出が過去最高 日本産の風味、高品質を評価
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ジンはなにをもってジンとされるかご存知でしょうか。蒸留した後ジュニパーベリーで風味付けられている点がポイントです。ジュニパーベリーはフランス語ではgenièvre(ジュニエーヴル)と呼ばれ、これがジンの語源になったとする説もあります。最近は緑茶やみかんの皮など日本独自の香り付けをするクラフトジンも人気を博しています。お値段も結構します。
ジンはウイスキーやブランデーなどと異なり熟成が必要ありません。なので、新規蒸留所などで熟成が必要な商品ができあがるまでのつなぎとして、よく商品化されます。
本記事はサントリーの広報のコメントがでていますが、サントリーは頑張ってウイスキーのプロモーションを行い、ハイボール・ウイスキー文化を日本に根づかせました。その副作用としてウイスキーの原酒不足が起こってしまいました。そこでサントリーは次の矢としてジンに力を入れようとしているのでしょうね。
ジン (蒸留酒)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3_(%E8%92%B8%E7%95%99%E9%85%92)
ジンの香りはコレ!ジュニパーベリーの使い方と豆知識〜ボタニカル〜
https://www.nomooo.jp/column/175049/ジンの市場規模自体がグローバルで拡大している上、酒類のクラフト化(=ローカル化)が世界的に進み、ジンにもその潮流が来て、グローバルブランドの売上の一部がクラフトジンのローカルブランドへ流入しているようです。ジンは熟成過程がないので生産上のボトルネックが少なく、参入障壁も低いので世界各地でクラフトジンが生まれています。
酒類はもともと文化性・記号性が市場形成において重要な要素となりますが、クラフトブランドにおいてここにさらにローカル性・土着性の要素が加わります。世界的に知られ流通しているグローバルブランドに対して、土着性を持つローカルブランドが存在感を示す機会が拡大しているのは日本や日本の地域にとってはいい傾向だと思います。世界的にプレミアムジンのマーケットが伸びているようで、インドでもローカルのクラフトジンが、フルボトルで3000円〜くらいで売っています。場末の酒屋みたいなところは置いてないけど、それなりにお町のエリアのの酒屋だと、ロクもそうですし、プレミアムジンを置いています。インドでこんなんですから、いわゆるプレミアムマーケットってのがどの国にもあって、日本酒とか山崎を置くような店だと大抵置いてるんでしょうね。