円安の2つの理由と、これからの円相場
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110円が「行き過ぎた円安ではない」という部分を、せっかくなのでもう少し深堀って考え方を聞きたいところ。この記事では過去の水準には言及されているが、その水準の時と現在の経済環境の違いに触れられていないので。
あとは水準の話なのか、経済への影響の話なのか。水準であれば、リーマンショック前とは金利状況は違うので、むしろ金利差がこれから広がるのであればもっと円安になっていく可能性もある。経済全体への影響は、輸入品の価格(主に資源)の値段によって変わってくる。為替レートには「名目」と「実質」がある。今時点の為替レートならば「名目」である。しかし、時間を経過した時、インフレ率も当然違ってくるので、「実質」で比べるのが適切である。
『リーマンショック前の水準から判断すると、1ドル=110円というのは決して「行き過ぎた円安」とは言えないのです。』と言っておられるが、これは「名目」での話しで、「実質」は、すでに当時に比べて円安水準にある。
産業の価格競争力をみる場合、実質為替レートで比べるのが適切だと思うのだが、経済のスペシャリストなら、そこまで踏み込んだ解説をしていただきたい。