米人口、過去最低の0.1%増-コロナ禍で減速傾向強まる
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アメリカ国勢調査局が出した2020から2060年までの人口見通しでは、人口の伸びは減速傾向ではあるものの、2060年時点でも年160万人の増という推計でした。ただしそのうち110万人は移民などの「社会増」であって、出生による「自然増」は50万人にとどまります。自然増と社会増の逆転は2030年ごろに起きるといわれており、先進国共通の現象である少子化を、移民が補いながら人口を増やし国力を維持する、というのがアメリカが描いていた姿といえます。
低い出生率は先進国共通ですが、アメリカがOECD加盟国内で長年最大の人口増加を記録した理由は移民増。目覚ましい移民人口の伸びは1965年移民法の影響が出だした70年代からトランプ政権直前まで続き、同政権での移民規制、さらにはコロナで鈍化。