大阪ビル放火「京アニ事件」模倣か 容疑者宅に新聞 ガソリン悪用共通
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日本の無差別テロといえば、
1974年、東アジア反日武装戦線による三菱重工本社ビル爆破事件(8名死亡)
1995年、オウム真理教による地下鉄サリン事件(14名死亡)
などがあります。
これらの事件は、爆弾と神経ガスをつかっていて、技術的に一定のハードルがありました。また、単独犯ではむずかしく、組織的な犯行でした。
米国のような銃の入手が容易な国では、単独犯による無差別殺人が多発しています。ヨーロッパ諸国の場合は、ナイフや、自動車の暴走といった手段が多いです。
ガソリンを使った放火殺人事件は、日本では、2019年の京都アニメーションの事件が最初ではなく、例えば、2001年には武富士の支店で、債務者がガソリンによる放火で5人を殺害しています。
ガソリンは、日本で大量殺害犯罪が行われる場合、最も入手が容易な手段といえます。そして、密閉された室内で最も効果があります。
2021年には、類似の事件が相次いでいて、8月には小田急線で無差別殺人が試みられましたが、まいたのがサラダ油だったので、発火しませんでした。この事例は広く知られているので、もうサラダ油で無差別殺人を試みる日本人は現れないでしょう。
記憶に新しいところで、10月には京王線で刃物による切り付けと放火で大量殺人を試みる事件が起きました。この時まかれたのは、ライター用オイルだったので、量が少なかったためか、火災は限られていました。
ガソリンはセルフのスタンドでも買えるし、ライター用オイルはコンビニでも買えます。事件前の加害者による言動を見たところかなり意味不明で幻覚妄想の類でした。相当精神的に深刻な病状だったのでしょう。
つまるところ加害者は(やたらとメディアが推している)社会への恨み、復讐の為のテロなど「わかりやすい理由がある犯罪」を考えられるような精神状態ではなかったのでは…。
今回の事件は「何故起きた?」より「何故(加害者を)保護できなかった?」を論じた方が良いように思いますがいかがでしょうか。