オリンパス、顕微鏡などの事業売却へ 自社株買いも発表
日本経済新聞
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専業になった方が株主が喜ぶ、株価も上がる、成長投資もしやすい、と良いことばかりのようにも思えるが、事業は集中することの方が実は簡単で、新しく立ち上げて成長させる方が難しい。オリンパスの場合はそこまで心配は無いとは思うが医療などは時に訴訟などになったりすると費用も莫大になる。ピボットできる分野の違う事業が複数ある、というのは本来であれば、それはそれで経営のバランスという面では重要なことだとは思うんだけどね。
これで完全に医療専業になる。
10年前は連結の約半分くらいが内視鏡・処置具などの医療系でそれらの売上が4500-5000億円前後。本売却で医療専業となり、売上は約6000億円。
連結売上は減っても、フォーカスした高収益な企業になっている。結果、株価は不正会計前の高値もとうに超えている。自己株調整後の時価総額は約3.2兆円で、パナ(約2.9兆円)もキヤノン(約3.0兆円)を超えている。富士フイルムが3.5兆円、HOYAが6.3兆円くらい。
医療を基軸にどんどん成長投資をしてほしいと個人的には思う。顕微鏡(祖業)→カメラ→内視鏡・処置具(特に体をあまり傷つけない治療(低侵襲治療)用)
と事業の柱を変えてきた同社ですが、その影でM&Aで次の事業の主要技術を獲得してきてます。
次の事業の柱を探す投資資金が得られるので会社としては合理的です。
むしろここまで売らなかったのは、祖業としてのこだわりまたはしがらみか。