トヨタ、EV戦略の大転換 - 片山 修
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この電気自動車の世界的な動きは、有機EL(OELD)の潮流に抗いプラズマテレビを生産していたパナソニックを彷彿とさせる。
日本でも2000年代初頭にはすでに液晶にかわり有機 EL が今後の大本命になるだろうと予想されていた。それにもかかわらず、当時のパナソニックの中村社長が巨額の投資をしてプラズマテレビを作ったが、後に2年連続で7000億円以上の赤字を出すという惨敗に終わった。
現在韓国企業が有機 EL 市場を独占しているのは周知の通りだ。こうした大きな判断ミスは経営トップによるところが大きい。経営トップが正しい判断ができれば問題ないのだが、いつでも正しい判断ができるとは限らない。トップに物を申すことができるような社風を作ることこそ、大切なのかもしれない。
トヨタ自動車の判断は間違っていないと思う。 逆にトヨタは巨大すぎるがゆえ、周りの社外からの意見が多い。そうしたしがらみにより、判断が遅れてしまったのかもしれない。
トップが正しい判断をできるかどうか。 全てがそこにかかっている。