オミクロン株、前例ない速さで拡散 WHOが警告
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注目のコメント
感染力に関してはこれまでの変異株の中でも最強の部類と推測できます。最初にオミクロン株が報告された南アフリカのリアルタイムデータをみると、すべてがオミクロン株か否かは不明ながら、12月12日時点のGoogle集計では極めて強い勢いで増加し続けていますが、同国はワクチンを2回接種した方は現時点で26%と高くありません。
https://news.google.com/covid19/map?hl=ja&gl=JP&ceid=JP%3Aja&mid=%2Fm%2F0hzlz
南アフリカ国立伝染病研究所(NICD)の報告によると12月13日の新規感染者数は1万3992人で陽性率は31%、2週間前と比べて1日あたりでは6倍超に急増しています。12月に抽出調査した61の検体のうちすべてがオミクロン株とのことです。ただ、現地の開業医によると、「(オミクロン株による感染拡大が始まったとみられる)11月半ばから12月10日までのコロナ患者計80人の診療では、入院には至っておらず、経過観察が必要と判断したのも3~4人程度であり、重症化する人も出てくるだろうが、デルタ株の時とは状況が異なる」とのコメントもあります。
「オミクロン株の感染者、欧州で急増 南アでは入院患者が徐々に増加」(朝日新聞 2021年12月14日)
https://www.asahi.com/articles/ASPDG6KVGPDGUHBI00J.html
残念ながら日本での流行も時間の問題だと思います。病原性が高くないと予想されていることについては不幸中の幸いですが確定的ではありませんし、拡大の仕方が急激すぎる場合は医療崩壊を招く可能性は否定できないと思います。
できる対策を打たないと一斉に拡大した時の感染者グループに入る可能性があり、病院で医療が受けられない対象になってしまう危険があるかもしれません。根本的な対策はオミクロン株用のワクチンの開発と言われていますが、開発までに60~100日程度というのがワクチンメーカーの見通しのようです。
別記事で感染力以外の状況についてもコメントをしています。
「英、オミクロン株で死者 世界で初確認か」(共同通信 2021年12月14日)
https://newspicks.com/news/6455483?ref=user_1310166急速に拡大した原因の一端は、国境封鎖は不要と主張したWHOにもあるのでは?
またデンマークからは、オミクロンの入院率がそれ以外の株より高い傾向が見られるというデータも出てきた。
今回新しくわかったオミクロンでの入院率について。
11/22-12/12,オミクロンの入院率は非オミクロン(実質的に主にデルタ)よりも高かった。
→ https://t.co/tkYZ0TgjrXこの感染拡大が日本に及ぶのは、いつなのか。ワクチン接種が遅かったこと以外に背景があるのか。いまは時間稼ぎの時期で、ブースター接種が混乱なく進むことが大事になるのではないでしょうか。