米露首脳会談でも止まらない ロシアによるウクライナ侵攻の危機(小泉悠) - 個人
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大きな注目を集めた先日の米露首脳会談ですが、ウクライナでの軍事的危機を根本的に打開するものではなかったように思われます。
その理由と、今後予想される展開についてまとめてみました。#ウクライナ #ロシア
2021年12月の記事。なるほどなぁと思いました。
ミンスク合意履行も過去のものとなった今、次の「レッドライン」はどこなんでしょうね...
> 米国の手に残されたカードは経済制裁だけということになるのだが、ここで思い起こされるのが飲酒運転に対するロシア人の態度である。
> 「今日は車で来たから飲めない」というと、ロシア人はほぼ共通して「日本では飲酒運転の罰金はいくらですか?」と訊く。そんなに高くないなら払えばいいではないか、ということである。もっと極端な言い方をすると、どうも罰金が「飲酒運転をする権利の値段」と捉えられているようなフシもある。
> 「そんなことをしたら罰金だけじゃ済まなくて、免許は停止になるし下手すると職を失うんですよ」と説明すると、ようやく「そりゃ大変だからお前に飲ますのはやめとこう」となる。
何が言いたいかといえば、生半可なペナルティではロシア人を抑止するのは難しいということだ。例えば失職のような強烈なペナルティがあって初めて、抑止が成立するのである。
> もちろんこれはロシア人に限った話ではないが、何が「生半可」で何が「強烈」かは受けての文化的背景によるところが非常に大きい。本稿のテーマに関して言えば、バイデン大統領がいう「経済その他の強力な措置」がどの程度の抑止効果をもたらすかは、プーチン大統領やその側近の世界観に左右されると考えられよう。