[東京 9日 ロイター] - トヨタ自動車は9日、国内2工場の一部ラインを前日から停止したことを明らかにした。部品の調達難などが原因。約3500台に影響が出る。トヨタは夏場以降、新型コロナウイルス禍による部品不足で減産を続けてきたが、12月は国内すべてのラインを稼働するとしていた。

トヨタ広報によると、止めているのは田原工場(愛知県田原市)と生産子会社トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)の各1ライン。8日の夜勤から田原工場は3日間、宮田工場は2.5日間停止する。生産車種はいずれも高級ブランド「レクサス」。

ベトナムの部品調達先で従業員の出勤率が低下しているほか、日本国内の物流がひっ迫しているためとしている。