2021/12/6

【実践】「脱・アマゾン」の買い物法

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この記事は、Quartzによる会員向けニュースレター「How to(ハウ・ツー)」から一記事の翻訳です。
本格的な買い物シーズンを迎えるにあたり、もっとエシカルになろうとしている人もいるかもしれない。
世界をより良い場所にしようと、パッケージをリサイクルしたり、サステナブルブランドから購入したりしている人もいるだろう。もしくは、米国の消費者を支配するAmazonから逃れようとしているかもしれない。
(写真:AdrianHancu
翌日配送やワンクリック購入といった特典を与えられると、その企業の問題のある行為を忘れやすい。
しかし、米国第2位の雇用主であるAmazonは、従業員に対する非倫理的な待遇で知られている。倉庫で働く従業員の負傷率は他社より高く、組合活動は抑え込まれ、ドライバーは過酷な配送ノルマをこなすために瓶や袋に排泄している。
資本主義の下ではエシカルな消費というのはあり得ないが、すべての企業がAmazonと同じように運営されているわけではない。自分の買い物の習慣や、自分が稼いだお金で誰を支えているのか、考える価値はある。
Amazonとの関係を断とうとしている人に、ヒントを教えよう。
INDEX
  • ①アマゾン化する世界
  • ②脱アマゾンの手段
  • ③「それ、本当に必要?」
  • ④もっと読む
  • ⑤最後に

①アマゾン化する世界

消費者に利便性を提供している点で、Amazonの右に出るものはいない。というのも同社の2億人のプライム会員は、考えうるかぎりあらゆる特典を得ている。