2021/12/4

【Luup】オシャレ、楽しいの先に電動キックボードが拓く未来

ジャーナリスト
最近、東京都内でよく見かけるようになった電動キックボード。あなたはもう試してみただろうか。
特に目にする機会が多いのが、Luup(東京都渋谷区)の電動キックボードだろう。同社は現在、東京、神奈川、大阪、京都の一部地域で電動キックボードの実証実験を実施している。
電動キックボードはラストワンマイルの移動を変える、ご近所、すなわちローカルを移動するための新しい乗り物として注目され、風を切って走る姿は楽しそうでもある。
ただ、現状の規制の下では自転車よりもスピードは遅めで、移動のための「足」としてはやや心もとない。安全性などの課題も指摘されている。
ではLuupは何を目指して、電動キックボードの事業を展開しているのか。岡井大輝社長兼CEO(最高経営責任者)を直撃した。

「不動産の駅前化」が始まる

──都内でLuupの電動キックボードを目にする機会が増えています。新しい乗り物として関心を持つ人が多い一方、安全性に疑問を持つ人もいます。電動アシスト自転車のシェアサイクルが普及する中、なぜ、電動キックボードなのでしょうか。