「ミシュランガイド東京2022」が、コロナ禍でも「実食調査」にこだわった理由
コメント
注目のコメント
コロナ禍で外食の頻度が減ったからこそ、行く時は良いところに行きたいと思うようになりました。レストラン関係者とガイドを作る方々のこだわりと努力が感じられます。
「ミシュランガイド東京2022」はこちら:https://guide.michelin.com/jp/ja/article/news-and-views/tokyo2022-michelin-guide-star-reveration記事が長い割には、ミシュランガイド自体の説明に字数が割かれていて、タイトルに掲げられた「コロナ禍で実食調査にこだわった理由」についてほとんど直接的に触れられていたいのは不思議です。
一言で言えば、コロナ禍であってもお店に行って、きちんと食事をして、サービスを確認して星をつけていました、ということだと思う。これは当然で、テイクアウトなどを取り寄せて評価しても、それはお弁当が美味しいかまずいかの評価であって、レストランの総合評価ではない、ということは誰でもわかるはず。コロナ禍での制限は、あくまでも一時的なもので、食文化自体が変容したわけではないから、これまで通りのやり方で評価をしました、ということなのでしょう。
今回の東京版で、コロナ禍の昨年春から秋にかけて新規にオープンしたレストランが何軒か初めてのミシュランの星をとっていました。そのうちの2軒は、私もこの一年よく通っていたお店でしたが、5時から8時までの、ノンアルコールでの営業や、それまでになかったような直前のキャンセル(新型コロナの感染が急拡大する局面では、そういうことがしばしばあったと聞いています)への対応など、なみなみならぬ苦労があったと思います。そうした中でも頑張ってお店を開き、素晴らしいホスピタリティで顧客をもてなし、今回星を獲得したお店の存在は、日本の食文化の希望だと言って良いでしょう。本当におめでとうございます。
なお、ミシュランガイド東京2022の掲載店発表の模様は、動画で公開されていますので、以下で共有しておきます。
https://youtu.be/wADEtXb81uk