【解説】世界を揺るがす「オミクロン株」10のポイント
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南アフリカ含めアフリカの感染状況や渡航規制など10のポイント
・南アフリカの27日時点での1日あたり感染者数は6000人台まで増加。一方、アフリカ主要国はひきつづき100人台やそれ以下など感染者数は少ない。
・南アフリカは29日、国内の移動規制を引き続きレベル1(ロックダウンなし)を継続すると発表。ただし状況の変化に応じて即時対策をとる旨発表
・南アフリカはJ&Jとファイザーが接種されています。27日時点のワクチン接種率は、1回目接種率が29.4%、2回目接種率(J&Jの1回完了者含む)が24.7%。
・エジプトは南部アフリカからの直行便を禁止し、経由便で到着した人に簡易DNAテストを実施、陽性だった場合乗ってきた飛行機で送り返す(その状態で飛行機に乗せる航空会社があるのか/乗っていいいのか、乗ったとして戻った空港で入国できるのかなどいろいろ疑問)。これがアフリカ各国では一番ハードな規制で、他はモロッコが南部アフリカに限らずすべての旅客機の着陸を禁止、ルワンダが南部アフリカからの便を禁止など。
4つで終わってしまいました。
詳細はこちらです。
※南アで発見された変異株についての追記※【毎週更新(11月29日更新)】アフリカにおけるコロナワクチン・感染者最新の状況
https://abp.co.jp/perspectives/business/Corona_data.html
注目のコメント
記事の中で少しだけコメントをさせていただきました。
オミクロンは、あくまで同じコロナウイルスですので、分からないことが多いとは言え、感染予防策やワクチンの重要性に大きく変わりがあるわけではありません。
デルタの感染流行が日本国内で収まり、パンデミックの存在を忘れそうになっていた人にとっては、再認識する良い機会になっているかもしれません。ただし、個人レベルで何か特殊な動きが求められているわけではなく、これまでと同様の感染対策を継続すること、ワクチン接種もこれまで通り重要になると思います。オミクロン株が新たな驚異になりつつあります。
どこまで分かっていて、分からないのはどんな点なのか。そして現時点で経済や移動にどのような影響が出ているのかなど、現時点の情報を10のポイントから整理しました。
中でも2点、個人的に印象が強いものをピックアップすると
①岸田首相の対応
→過去のNPの単独インタビューでも菅政権の対応を「楽観的すぎた」と批判していました。今回の「やりすぎ」ともとられかねない危機管理スタイルはそうした反省から来ているのかと思います。
どうせオミクロンを上陸させないことなど無理でしょうが、その総量を減らしてあらゆる時間稼ぎができるなら、良い判断なんじゃないでしょうか。
https://newspicks.com/news/6194265
②原油価格
→詳しくは記事を御覧いただきたいです。ただ、某自動車大手を取材したところ、難しさが滲み出ています。
コロナから回復して経済活動が再開されれば原油価格が上がり、輸送などのコスト高で利益が圧迫される。一方で原油価格が下がったと思えばそれはオミクロンのせい。つまり、操業のリスクになる。各社にとって引き続き不確実性の高い下期になりそうです・・・。Q&Aメモ。
<どんな感染症か>
Q1:感染力は従来株より高い?A.従来株より高い可能性が指摘されている
Q2:重症化リスクは?A.現地医師は重症化リスクを否定も、不明
Q3:どんな経緯で広がった?A.24日に南アフリカが初めて報告。欧州やアジア10カ国以上に拡大
Q4:ワクチンは効く?A.不明。製薬各社が調査開始などの対応策を発表
Q10:なぜオミクロンと呼ばれている?A.英語との混同や人名との重複を避ける狙い
<政府対応>
Q5:日本の対応は?A.岸田政権が全世界から入国を禁止
Q6:世界各国の対応は?A.アフリカからの渡航や外国人の入国を制限、または禁止に
<影響度>
Q7:市場への影響は?A.先週末の米国株価など世界の市場に「オミクロン・ショック」。週明けには反発も
Q8:米国の利上げへの影響は?A.米経済へのリスクから利上げの先行きが不透明に
Q9:原油価格は安くなる?A.オミクロン株の感染拡大で燃料需要が減ると予想され、相場が急落した