2021/11/29

【回顧】起業家続々輩出、伝説の「すずかんゼミ」とは

COTEN代表の深井龍之介さんがホストを務める連続対談「a scope」。
各分野の研究者を招待し、リベラルアーツについて語っていきながら、私たちが生きる「この世界」をとらえ直していく。
今回のテーマは「教育学」。ゲストには東京大学公共政策大学院教授 兼 慶應義塾大学政策メディア研究科教授の鈴木寛さんを迎える。
鈴木さんは東京大学卒業後、通商産業省(現:経済産業省)に入省。研究者を経て、2001年に参議院議員になってからは、一貫して教育政策に従事。
2009~2011年には文部科学副大臣、2015~2018年には文部科学大臣補佐官を務めた。現在は東京大学と慶應義塾大学で教鞭をとっている。
絵に描いたようなエリートキャリアだが、鈴木さんにはITというバックボーンがある。インターネット黎明期の1990年代半ばから自主ゼミを運営し、無名だった川邊健太郎さん(ヤフーCEO)や今村久美さん(NPO法人カタリバ代表)ら、名だたる起業家を多数輩出した。
その熱狂はまるで、現代版「松下村塾」のようであった。当時を振り返りながら、日本社会に求められる教育のあり方を語る。
本企画はPodcastで全4回の「完全版」を無料配信します。第1回第2回はこちらからお聞きください。

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INDEX
  • 松下村塾に感激した山口県出向
  • ゼミにはどんな若者が集まったか
  • 官僚を辞め教育・ITに専念のはずが…
  • 奨学金を「貸して」さえもらえない日本
  • 未来を見すえた概念「卒近代」とは

松下村塾に感激した山口県出向

──ゲストは、東京大学公共政策大学院教授 兼 慶應義塾大学政策メディア研究科教授の鈴木寛さんです。
鈴木 よろしくお願いします。