アフガニスタン タリバン権力掌握から3か月 治安の安定課題に
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治安、というか、イスラーム国との血みどろの死闘ですね。
最近は、イスラーム国の地盤である東部の町では、毎朝いくつもの死体が吊るされています。イスラーム国が夜間に殺害したターリバーンとされるものです。
イスラーム国は、ターリバーンよりもはるかに少なく、正面から戦えばターリバーンはまず負けませんが、イスラーム国は攻撃する日時と場所を好きに選べます。ターリバーンは今や政府なので、攻撃対象はいくらでもあります。
電気や道路を担当している役所にいるターリバーンを襲ってもいいし、夜中に自宅にいるターリバーンを襲うこともできます。集団礼拝しているモスクに潜り込んで自爆する、というのも毎週起きています。
先週は、首都カブールにある軍病院が襲撃されました。入り口でイスラーム国2名が自爆して、3名が突入、病院内にいた人間を片っ端から殺すという、イスラーム国の典型的手口でした。入院していたターリバーンが皆殺しにされ、首都司令官兼特殊部隊総司令官の重鎮も殺害されました。
ターリバーンは家を一軒一軒しらみつぶしにしてでも、イスラーム国を殲滅しようとしていますが、彼らは昼間は何食わぬ顔で、市井で生活しています。無関係の人間もかなり殺されています。
ターリバーン内部にもイスラーム国要員が潜伏していると見られて、ターリバーン内部の粛清も苛酷になっています。アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが再び権力を掌握してから15日で3か月となりますが、対立する過激派組織ISによるとみられるテロが相次ぎ、治安の安定が課題とのことです。
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