2021/11/14

【週末学び】「認知症のある人」は世界がどう見えているのか

issue+design 代表 慶応義塾大学大学院特任教授
高齢化社会の進展により、今後、ますます大切な社会課題になっていく認知症。
認知症のある人は、どのようなことに困っているのか、「本人視点」に着目して認知症を捉え直した『認知症世界の歩き方』(ライツ社)で注目されているデザイナーの筧裕介さんが、全4回で「デザイナーから見た認知症」を解説する。
2回目は、「五感」と「記憶」のトラブルについてをみていく。
INDEX
  • 「五感」のトラブルとは
  • 記憶障害ともの忘れの違い
  • 「行き先がわからなくなる」理由
  • 「何度も同じものを買ってしまう」
  • 抽象的概念が消えていく

「五感」のトラブルとは

認知症とはどのようなものなのか。2回目は、医療や介護の視点ではない、本人の「語り」を通じて捉えた認知症の世界を具体的に見ていきます。