【最前線】「アイドリング中」の脳は何をしているのか
- 「潜在意識下の脳機能」に迫る
- 睡眠中の脳で起こる「リプレイ」
- 忘れたはずの記憶が人格を作る?
- 創造性はどこから生まれるのか
- 基礎研究の効果的な始め方
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人の「創造性」はどのように生まれるのか——。今回の「ディープな科学」は、その謎に迫る「潜在意識下の脳」の研究がテーマです。富山大学アイドリング脳科学研究センターの井ノ口馨センター長にお話を伺いました。
創造性にまつわる仮説やこれまでの研究成果の面白さもさることながら、個人的に最も印象的だったのは、記憶の痕跡を残す神経細胞の話でした。忘れたはずの様々な過去の記憶は、完全に無くなったわけではなく、脳のどこかに痕跡として残っていて、その人の人格や個性を作っているのかもしれない、とのこと。
自分の経験に照らしても、例えば学生時代に学んだことの大半は思い出すのは難しいけれど、ものの見方や考え方の基礎になっていると感じるので、腑に落ちるところがありました。
昨年12月のサイエンス特集「脳の世紀」も併せてお楽しみください。
https://newspicks.com/book/2680?ref=search&ref_q=%E8%84%B3%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%B4%80&ref_t=top
バイオリンで難しいパッセージの練習をして寝ると、夢の中で新しい練習方法が見つかったり練習の成果が定着したりして、翌日はるかに上手くなっている時があります。ついがむしゃらに5時間詰めて練習し続けたくなるのですが、 1時間練習して寝かせる、を継続的にするのが効果的だと気づいてからは苦手な箇所をストレスなく克服できるようになりました。
アイデアひらめきやすいのは、「自然体でリラックスしている時」や反復作業などの「単純作業している時」と聞いたことがあり、自身を振り返っても、ジョギング中や通勤電車で、アイデアが浮かぶことが多いなと感じます。
さらに、アイデアがひらめくための学習として「好奇心と遊び心」は、大事だと思います。好奇心というアンテナを張っておくと、多くの新しい情報が入ってくることで、これとあれを繋げると面白いかもと、ふとした瞬間にアイデアが浮かびやすいかと。そして、アイデアに遊び心があると面白いし楽しいですよね。「このアイデア、楽しいよね」と感じる時は、おおよそ遊び心が潜んでいます。
脳の構造を知ることは、とても興味深く役に立ちますね。脳の構造を理解することで、意識して行動できるし、なぜ特定の感情が生まれたり行動するかも腑に落ちます。脳科学は、深い世界ですね。
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