法律版のGoogle、正式ローンチしたLegalscapeがめざす「法のインフラ」とは何か?
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このサービスは本当にすごい。「法律版のGoogle」は誇張でもなんでもなく、本気でそうなっていくポテンシャルのあるスタートアップです。
法曹界も、医療や他の専門分野と同じく、Google検索では到達/実現できない専門的/特殊なリサーチが多く存在します。類似裁判例の検索や書籍の意味/文脈を踏まえた検索などは、「キーワード検索」では厳しく、Legalscapeのunique diffentiatorになっていくと思います。
同世代の八木田さんや城戸さん達素晴らしい経営陣を心から応援しています。Legalscapeというサービスと、Legalscape社がめざす「法のインフラ」についてインタビューして頂きました。
いずれも、根底にあるのは法情報同士の参照関係の解析による、ネットワーク構造(「リーガル・ウェブ」)の構築です。
これによりサービス上では、たとえば①法律書を読んでたら原典(パブコメ)への参照があったからそこに飛ぶ、という「リンク」に加え、②法律の条文を読んでたらそれを解説してる本があるらしいからそこに飛ぶ、という「逆引き」の両方が可能になります。
※ 上記の組み合わせに限られず、どんな法律文献同士の組み合わせでも可能なよう、開発を進めています
特に②は、これまでのリサーチでは困難だったこと(※)ですので、リーガルリサーチの実務に大きく貢献できるのではないかと考えています。
※ もちろん、いまでもすべての法律書の内容を暗記していればできますが・・・。八木田さん・LegalScapeが思い描くリーガルウェブ化が実現された暁には、リーガルリサーチの世界にパラダイムシフトが起きると思います。
法曹のアウトプットにダイレクトに影響を与えますので、実務家はちゃんと最先端をキャッチアップしておかないといけないですよね。