ウーバー、第3四半期は調整後で初の黒字 見通しさえず
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注目のコメント
Lyftでも同様の記事が出ていたのでコメント(①)しましたが、調整後EBITDAは株式報酬費用(SBC)の戻しによるインパクトには注意が必要です。UBERでも第3四半期で約300億円のSBC(②)が発生している様です。それを費用として考慮したら、300億円の赤字になります。
セグメント別で見ると、ライドシェア事業は以前から調整後EBITDAはずっと黒字であるものの、デリバリー事業(UBER EATS)がずっと赤字になっているんですね。コロナ禍の最中でもライドシェア事業の方が収益性が高いことは意外でした。ただし、額としてはデリバリー事業の方が既に大きくなっている様です。
ライドシェア事業は(かなり差のついた2番手である)Lyft位しか競合がいない一方で、デリバリー事業は強力な大手であるDoordashを始め各種サービスがひしめいていることから、顧客獲得・ドライバー獲得のコストが高いのでしょうか。
なお、純損失はマイナス約2600億円のようですが、そのうち約2200億円がDidi投資に関する評価損になっているようです。とても見所の多い決算でした。
①https://newspicks.com/news/6323064
②https://investor.uber.com/news-events/news/press-release-details/2021/Uber-Announces-Results-for-Third-Quarter-2021/