【壮絶】日本に、すごすぎる「大豆キング」がいた
コメント
注目のコメント
気候ウォーズ特集第3回は、雰囲気がガラリと変わって、魔法のような大豆テクノロジーのお話です!
「大豆の発芽条件をコントロールすることで、お肉の味に変える」という技術、最初はちょっと信じられなかったのですが、実際にミラクルミートを食べると一発で納得しちゃいました…
今回はそのカラクリを開発者である落合さんにお聞きしました。発芽に人生を捧げる落合さんが、しれっとコミカルに語られる壮絶な人生にもぜひ注目してみてください!
ちなみに人生初の食レポ動画もしていますよ!
https://www.youtube.com/watch?v=PdENeOjrTE4
*ご協力いただいたキリンシティ様、美味しいお食事とビールをありがとうございました!日本では、なぜか、知られざるところにぶっ飛んだ人やテクノロジーが眠っているときがあります。しかも、実はあまりキラキラしていないところに、その道を極めた異才が。
大豆を操って、あらゆる種類の肉の味や食感を再現する。しかも、もう量産できる。最初はそんな「おいしい話」あるのか、と思ったのですが、落合さんの壮絶な過去もすべてあっけらかんと話す「正直さ」に、どんどん引き込まれてきました。
アミノ酸のことも、発芽のことも詳しくはありませんが、発芽だけを30年間何万回もやり続けたところに、学者のセオリーからは生まれないイノベーションがある、という話には説得力があります。
そして、私自身は食べれなかったですが、糸井さんによるとめちゃめちゃ美味いという。
正直、NYにいると、「Plant-based(植物性の肉やミルク)」は想像を超えるレベルで浸透していて、DAIZのチャンスはまずは欧米に確実にあると感じます。こういった波乱万丈を経た地道なベンチャーが、世界で活躍する日が来ると嬉しいな、心底思っています。日本では1万年以上も前から大豆が食べられてきたとされています。肉食忌避の仏教が広まった時代には、大豆は貴重なタンパク源として普及しており、今も私達の食生活に浸透しています。このような食文化的背景から、大豆由来の加工食品に優位性の潜在を感じています。
5000通りの実験をコツコツ行いデータを蓄える粘り強さも日本らしい。DAIZの製品は栄養価と触感を兼ね備え、食材としての魅力も十分ということで、今後の日本の代表的な植物肉企業としての発展に期待したいですね。
DAIZは今年、国内の植物肉スタートアップとして最大規模の資金調達を金融投資家から受け、食品製造会社・商社・石油会社との資本提携を発表していました。石油会社(ENEOS)が入っているところが興味深く、今後も様々なジャンルの事業者と関わりを持って発展していくのではと思います。
https://jp.techcrunch.com/2021/04/19/daiz-fundraising/