リーバイス、麻製デニム製品を積極展開 持続可能性に注目
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麻素材の温度調整機能や肌触りのよさを紹介するファッションブランドが多い中で、生産時の水や肥料の使用量の少なさ、面積当たりの栽培可能量等の環境へのメリットを全面的にアピールするリーバイスは、新鮮に感じるかもしれません。
従来のウェルスレッド(WellThread)シリーズは、綿に麻を混ぜていかに綿による環境負荷を低減するかというところに重点を置いていました(混紡となりますのでリサイクルには課題があると思われました)。しかし近年、同社は麻自体の特性を綿のように変化させることに力を入れています。
ファッション業界に限らず、多くの企業で環境配慮の代替素材の使用にチャレンジして、結果ブランドの目指す品質が叶わなかったり消費者に受け入れられなかったりして頓挫してしまうケースが多くあります。
このような中で、代替素材自身に改良を加え、環境と品質の両立を目指すリーバイスの製品開発の姿勢には、見倣えるところがあると思います。
本事例のほか、リーバイスは水や化学物質を減らしたコットンの生産、頻繁に洗濯しないことなど水やエネルギーの節約方法を記したタグ付け、古着の回収リサイクル等、サステナブルファッションの先進事例を多く持っています。アパレル業界ではDXに加えて、MX(Material Transformation )も大切になってきましたね。履き心地も気になります。
麻の繊維は空気を沢山含むので、冬は暖かくもなるので、実はとても便利で丈夫な素材です。しかも育てやすい。だから古くから使われてますよね。
エジプトのミイラをくるんでいる生地も麻ですし。人間と麻はとても相性がよい。当然環境にも良いですね!