2021/10/24

【入門】選挙を「10倍」楽しむコツ、教えます

NewsPicks編集部
衆議院選挙の投票日まで、あと1週間となった。あなたは誰に投票するか決めているだろうか。
今回、衆院選の候補者の数は戦後最少となった。そうなれば、懸念されるのは投票率の低下だ。
投票に行かない理由としてよく挙げられるのが「一票を投じたい候補者がいない」というものだからだ。
では、投票したい候補者がいない時、私たち有権者はどうすればいいのか。
「1ミリでもマシな候補に投票し、『マシな地獄』を選択してほしい」
そう訴えるのは、20年以上にわたって選挙の現場を取材し続けているフリーライターの畠山理仁氏だ。
畠山氏は、私たちが有権者の声に少しでも触れ、意思を表明することで社会が良くなると熱弁する。
選挙に行く意義から候補者との向き合い方、マスコミの選挙報道のあり方まで、その声に耳を傾けてほしい。
INDEX
  • 「よりマシな地獄」を選ぼう
  • 有権者が、政治家を育てる
  • 「かかりつけの政治家」を探せ
  • マスコミ報道に欠けること
  • 泡沫候補じゃない。無頼系候補だ
  • 投票しないと、負け続ける

「よりマシな地獄」を選ぼう

──衆院選の投開票が来週に迫りました。近年はずっと投票率の低下が指摘されていますが、投票に行かない人の中には、「一票入れたいと思える人がいない」と困っている人も多いようです。どうしたらいいでしょうか。
畠山 そもそも、私たちは全員、選挙への「参加費」を事前に払っています。