138億円かけたのに…農地情報システム使われず、会計検査院指摘
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システム整備そのものが目的になり、計画や運用で本来明確にすべき「それを何に利用するか」や「どのように活用するか」が十分に検討されないまま事業を進めた結果、整備されたシステムが有効に活用されないばかりか維持管理の後年度負担が財政に悪影響を及ぼす非効率で無駄な事業となる事例
この文章実は箱物行政のwikipediaでの説明を一部入れ替えただけ。
このニュースを見たときに箱物行政みたいだと思ったがまさにその通りだった。箱物行政は1980年代から1990年代の課題。行政はこの頃から体質が変わっていないのかもしれない。
「箱物行政」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/箱物行政
施設や建造物の整備(設置すること)そのものが目的になり、計画や運用で本来明確にすべき「それを何に利用するか」や「どのように活用するか」が十分に検討されないまま事業を進めた結果、整備された施設が有効に活用されないばかりか維持管理の後年度負担が財政に悪影響を及ぼす非効率で無駄な事業となる事例
注目のコメント
これは確かに、ずっと評判悪く成果は出なかった。
目的は日本の貸借可能農地をデータベース化して、新規参入者、農地拡大希望者とのマッチングを促進するでしたが
課題設定に誤りがありました。
そもそも魅力的な農地身近に借りたい人は必ずいるので、データベースに載せてどこの馬の骨ともわからない人に貸す理由がない。
探す方も、地域限定で農地を探すので自治体や地域関係者に問い合わせた方が良質な情報が入る。
そもそも不要なシステムでした。
儲かったのは受注したソフトバンクテクノロジーのみというところでしょう。
五輪も会計検査院仕事してほしいですね。フロントのサイトだけ見て100分の1とか言っちゃう会社には頼まないんじゃないかな。
ググったらシステムの簡単な構成が書かれている資料がありました。
https://www.city.koga.fukuoka.jp/uploads/files/somu/h29.5_kojinnjouhou_nourinnsiryou.pdf
これのどの部分が「138億」かかってるかは分かりませんが、全国の自治体の台帳で管理されてた(おそらくぐちゃぐちゃな)農地データの補正とか、数年間の運用費用も含めて100分の1で出来るなら本当にすごいと思います。
まあ、138億必要だとは思いませんが。
大手システム屋が請け負ってるのは、官公庁は「丸投げ」したいからですよね。
それをスタートアップとかベンチャーが受け取れるんですかね?
官公庁側で技術が分かる人がいて、仕様をマネージして発注を分けられるような体制が無いと解決しないと思います。見に行きましたが、プログラミングスクールの卒業作品レベルという感じで、これに138億円はすごいの一言です。
うちなら100分の1でやりますよ。
こういうの沢山あって多くのスタートアップやベンチャーも気がついて改善アイデア沢山持ってると思うんですけど、自治体は全然話も聞かずに結局大手が受注して下請け孫請け玄孫請けとカオスが出来上がるんだろうなと感じます。