昭和電工、世紀の巨額買収、成果乏しく特損も「のれん代」6千億円の重荷
コメント
選択しているユーザー
のれん代というのはいつも会計上のこととはいえ、苦しいものだなあと思う。
昭和電工自身は日立化成の買収を契機にして、自社の旧来事業を含めた再編に取り組んだ形。成長領域に舵を切りたいと思う局面だろうが、実際には事業の調子の良い悪いなんて市況や情勢、原材料市況や顧客の状況によっても大きく変わる。ただ、低成長領域を自社から切り離すというのは判断としては頷ける。
高い買い物と言われてるのか、それともうまく日立化成を取り込むことができるかは今後の新社長の手腕が試される。
注目のコメント
時価総額3倍の会社をM&Aする昭和電工の決断には驚きでしたが、高額なのれん代の償却と、リバレッジ投資による金利負担は、業績に与えるインパクトが大きいと思います。
相当アグレッシブな事業計画を前提にしたM&Aだと思います。
会社の資産を一部売却しつつキャッシュフローを保っていますが、今後も難しい運営が求められるでしょう。
新社長には、こういう「小が大を食う」M&Aの是非成功例に導いて欲しいと思います。旧日立化成は、かなり儲かってる機能材料部門(主に電子材料)と、あまり儲かってない、時に赤字な先端部品、と言う構図。
かと言って儲かってないからバサバサ切る、と言うわけにもいかないのでしょうね。