ウィーワークがSPAC上場、時価総額1兆円 SBGが再建
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記事よりーーーー
ウィーワークは10年設立。創業者のニューマン氏がCEOだった19年も上場を目指していた。ただ世界でシェアオフィス事業を急拡大させて赤字続きだったほか、企業統治に関する市場の懸念が強まり評価額が急落。19年9月に上場を取り下げた。
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上場取り下げは、2019年夏のことですね。この時の時価総額は直前5兆円でしたが、目論見書で多額の赤字が明らかになった途端、その計画は瓦解してしまいました。また、外部ネットワーク性の働くプラットフォームサービスだという構想を謳いながらも、そこまでは到達できておらず、まだ実態は不動産のサブリース事業に見えた、という点も市場が評価しなかった理由です。
上場による資金調達ができず経営危機に陥ったウィーワークを、追加で出資して救い、経営再建してきたソフトバンクグループが、再上場。まだ2年強で、ここまで持ってくるのは、すごいですね。
ただ、多額の出資によりウィーワークの時価総額が釣り上がっていたのも、またソフトバンクのビジョンファンドによる影響でした。
注目のコメント
SBが経営権を取った際はボコボコにたたかれていましたが、コロナ禍でも再建が進んだとのこと。
日本でも比較的安価なプランが提供されはじめてユーザーも増えているようですね。オフィス不要と判断する企業も増えているようですが、家ではなかなか集中できないという声も多く聞きます。
ひょっとしたら、ここからさらにニーズは高まるのかもしれません。ニューヨークでもコロナ禍でものすごい量のオフィスが解約され、市場に放出され続けており、良い物資の賃料も下がっていると伝えられています。
Weworkにとっては良い物件を取得するチャンスのように思いますが、一方で、都市にやってくる労働者の数が減るということは、コワーキング会社を含むすべてのオフィススペース運営者のビジネスが減ることを意味します。オフィス賃料の下落はWeWorkの魅力を低下させ、請求できる金額を減少させる可能性があるため、苦難な時期である、という方が実態なんだと思います。WeWorkは起業家向けのコワーキングスペースを提供するアメリカの企業。
世界の企業の経営者は新型コロナでオフィススペースの柔軟性を痛感しましたので今後注目される会社となります。
最近のポートフォリオは世界150都市850のロケーションで約百万のデスクを運営しており2021年の年間売上高は30億ドルと予測。
ワークステーションの数は2019年:85.5万→2020年:103万→2021年が95.4万。稼働率は2019年が72%、2020年が46%、2021年が70%とのことで、2021年には再び上昇に転じています。
【参考サイト】
WeWork(WIKI)
https://ja.wikipedia.org/wiki/WeWork
公式サイト(東京で検索)
https://www.wework.com/ja-JP/l/tokyo