[上海 19日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の雷軍最高経営責任者(CEO)は投資家向けイベントで、2024年前半に自社製自動車の量産するとの見通しを示した。同社の広報担当者が19日、明らかにした。
シャオミは今年3月、EV事業への参入を発表、10年間に100億ドル投資する方針を示した。新設した「シャオミEV」では積極的な採用を行っている。ただし、独自にEVを生産するか、既存自動車メーカーとの提携に基づき生産するのか、まだ明らかにしていない。
[上海 19日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の雷軍最高経営責任者(CEO)は投資家向けイベントで、2024年前半に自社製自動車の量産するとの見通しを示した。同社の広報担当者が19日、明らかにした。
シャオミは今年3月、EV事業への参入を発表、10年間に100億ドル投資する方針を示した。新設した「シャオミEV」では積極的な採用を行っている。ただし、独自にEVを生産するか、既存自動車メーカーとの提携に基づき生産するのか、まだ明らかにしていない。
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どうしても日本だとシャオミというと「スマホの」とついてしまうけど、もう現地では携帯メーカーという認識ははるかに超えて、日常のスマート端末やその連携システムの総合的なプロバイダーというイメージの方が強いんじゃないですかね。
日本の電機メーカーがいまだに端末重視の価値観から抜け出せないでいる中、シャオミはとっくにAlexaやGoogle Homeの世界のハードとソフトのプロバイダでそのネットワーク構築を進めてる。そのコネクテッド戦略の当然の延長としての車なわけで、「スマホの」と枕詞つけてると本質を見誤る気がします。
電動化に伴って自動車のモジュール化が進み、自動車メーカー以外のプレイヤーが参入してくるという話は以前からあった。Apple CarやSonyのVision Sの話などは、ユニークな製品をどこに作ってもらうのかという感じで受け取られており、産業変革インパクトは未知数だったが、これはいよいよ来たかという感じ。
クルマはどんどんスマホ化したりスマホとフュージョンしていることは間違いなく、そのあたりは従来の自動車メーカーは自前ではできないところ。逆に、従来の自動車技術が、相変わらず重要ではあっても、コモディティーとして扱われ、つながるテクノロジーと資本を握っているところが価値連鎖の中枢になるモデルは現実的でもある。自前生産かどうかは問題ではない。できるところがやる組み合わせだ。
中国のスピード感は日本人の発想と違うし、ファーウェイも同様な動きがあるとのこと。他にも水面下で絶対色々ある。あっという間に産業の勢力図が変化していくかもしれない。
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