【あと4年】100%再エネシフト? 東急不動産がReENEに本気になる理由
コメント
注目のコメント
再エネはほぼ不動産なので、つまり「私有財産」です。これが従来の「コモンズ」たる化石燃料との大きな違いです。限界費用が安いから「コモンズ」だと思うと破綻します。インフラの王たる電力が私有財産化する時代にいるという事の意味を我々は考えなければなりません。
従って「再エネ」は誰のものと言えば、地主のものになります。
ではその地主が自分のだめだけではなく誰(あるいは何)のために開発するのかというのが次の問いになります。
経産省の整理では、「環境価値」あるいは「ゼロエミ価値」とともに、それらを差し引いた後に残る「再エネ価値」というもの(CO2削減の価値以外の再エネであることそのものの価値)があるとされています。この記事にあるスキームに出てくるトラッキング付き非化石価値市場は、混合「再エネ価値市場」に移行される予定で、11月より試験運用される予定です。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/seido_kento/pdf/057_03_01.pdf
結局は、人々の認知が「再エネであること」に対してどう価値を感じるか、つまりkWhあたり追加でいくら払えるかによってその意義が決まります。
それが、誰(何)のための再エネ、の答えの入り口となるのかも知れませんが、その先にあるものはなんでしょうか。
RE100を実現することによる時価総額の上昇?東急不動産が再生可能エネルギー事業に取り組んでいる。それも、すでに全国68の事業で原発1基分相当を発電し、2025年には同社が保有する施設の消費電力をすべて再エネから調達するとか。
なぜ東急が?と思いながらモーリー・ロバートソンさんと東急不動産・岡田正志社長の話を聞いたんですが、聞いてみると再エネは電力会社よりも「不動産ディベロッパー」にこそ向いている事業なのだと感じました。
おふたりが語るこの10年の変化。本業で地道に培ったノウハウが太陽光発電や風力発電の開発に生かされていること。さらにまちづくりやオフィスビル、商業施設などと再エネ事業のシナジーなど、ビジネスとしても社風としてもReENEが伸びている理由がよくわかるおもしろい対談でした。事業ってこういうふうに展開していくんですね。竹芝のスマートシティ開発でご一緒している東急不動産。ポップ&テックを推進していますが、ESG企業でもあります。関係ないけど岡田社長は竹芝タリーズに一人でいることがしばしば目撃されております。