2021/10/18

【超実践】きちんと「ノー」と断る方法

この記事は、Quartzによる会員向けニュースレター「How to(ハウ・ツー)」から一記事の翻訳です。

「No」の効能

「一線を引く」ことは、健全なメンタルヘルスを維持するカギ。それは忙しい毎日のなか、仕事上でもプライベートでも、自分にとって一番大切なことにスペースをつくるための習慣でもある。
とくに、女性とマイノリティーにとっては重要かもしれない。
女性は、自信のなさや、チームプレーヤーや世話好きな人になりたいという願望などから、周囲との間に一線を引くことに苦しむ場合が多い。また、子育てや家事など家庭で「生産的な無償労働」に費やす時間が長く、付随的活動に費やせる時間が男性よりも少ない。
学校の行事の手伝いや、得意のスキルを労働時間外に無償提供するよう頼まれるなど、「小さな頼みごと」はどんどん増えて、いつのまにか自分ではなく他人のニーズで生活が回っていることがよくある。
女性たちにとって、一線を引くとは、自分が大切だと思うことのために、貴重な自由時間とエネルギーを確保しておくことだ。
究極的には、「ノー」の言い方を学ぶということは、心身を解放し、自分に正直になるということだと、著述家のアレクサンドラ・エルは指摘する。「境界線を引く作業は解放だ」。では、それを断固やり遂げるにはどうしたらいいのか。
INDEX
  • 「No」の効能
  • ①今週の名言
  • ②なぜ「一線を引く」べきなのか
  • ③「自己チェック」をしよう
  • ④企業側の責任とは
  • ⑤英語でもっと読む
  • ⑥おまけ

①今週の名言