2021/10/11

【超実践】「文章力」の鍛え方

この記事は、Quartzによる会員向けニュースレター「How to(ハウ・ツー)」から一記事の翻訳です。
偉大な書き手の文章を読むのは、フレッド・アステアの華麗なダンスを見るのに似ています。
笑えるほど簡単そうに見えて、いざ自分でやってみるとまるで歯が立たない。
でも仕事のメモからフェイスブックの投稿、大学入試の小論文にSubstackで配信するメルマガまで文章を発表する場が無限にあるこの世の中、プロのライターや作家でなくとも文章の書き方は知っていたほうがいいでしょう。
さまざまなフォーマットで異なる読者に向けて発信するとなると、頭を抱えてしまうかもしれません。そうでなくとも「アメリカ人は文章が書けない」と主張する言説は無数にあり、文章の書き方は教えられないと決めつける人までいます。
けれども文章はスキルです。つまり少し指導を受けて練習すれば、文章力は誰でも磨くことができるのです。
このニュースレターでは、Quartz編集部のライターと編集者がよりよく書くためのコツを一挙公開。練習を始めるきっかけになれば何より。
文章力を鍛えるのは長い旅路であり、その道のプロでさえ、完全に技術をマスターできる日が来るとは思っていません。進歩はひとえにあなただけの「声」を育て、頭のなかの思いをより的確な書き言葉で表現する努力から生まれるのです。
INDEX
  • ①「ダメ」なところを直す
  • ②「骨格」に注目せよ
  • ③自分の「声」の見つけ方
  • ④よりよく書くための「名言」
  • ⑤ワン・モア・シング

①「ダメ」なところを直す

こんなふうに書けたらいいのに──。