[ロンドン 11日 ロイター] - 英歌手ポール・マッカートニー(79)はラジオ番組でビートルズについて語り、1970年の解散は故ジョン・レノンが言い出したもので、自分はバンドを続けたかったと明かした。

解散を巡っては、芸術的な違いや法的論争、レノンとオノ・ヨーコとの結婚など、さまざまな憶測がある。

BBCラジオの番組「This Cultural Life」に出演したマッカートニーは、「解散を引き起こしたのは私じゃない。ジョニー(レノン)だった」とし、「(ビートルズは)私のバンドで、私の仕事で、私の人生だったから続けたかった」と述べた。

マッカートニーによると、ある日レノンが部屋に入ってきて、ビートルズを脱退すると宣言し、「とてもスリリングだ。離婚のようだ」と話したという。

その後、メンバーは新しいマネジャーのアレン・クラインから解散を秘密にしておくようアドバイスされたという。マッカートニーは「数カ月間、偽り続ける必要があった」とし、「皆がビートルズの終わりだと分かっていたのに立ち去れなかった。奇妙な感じだった」と振り返った。

インタビューの全容は23日に放送される。