ほとんどのマーケティング従事者が興味を持たない「エーザイの統合報告書」がヤバいから読んだ方が良いぞ!という件
コメント
選択しているユーザー
"御存知の通り、ESGは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(統治)の頭文字をとったもの。
デイトレーダーを除き、投資家の多くは、中長期的に成長する(と見込まれる)企業に投資をします。
なぜESG投資が成長しているかと言うと、環境問題、人権問題、ダイバーシティ、透明化された企業経営(コーポレートガバナンス)などに積極的に取り組む企業の方が、中長期的に成長するだろう(将来のキャピタルゲインが得られるだろう)との見立てによるものです(もちろん、流行りもありますけどね)。
逆に言うと、ESGに積極的に取り組まない企業は、中長期的な成長にコミットしているとは言えず、企業価値を毀損させるリスクが高いため、投資を控えるよ、という動きです"
注目のコメント
ESGとCSRとSDGsの違いが分かりやすく解説されていますね。
実行には経営トップのコミットメントが不可欠で、その優良事例としてエーザイさんはよく取り上げられています。
読みやすい内容になっているので、「エーザイの価値創造レポート2021」をめくってみるといいですよ。すごいすごい!「ESGと企業価値における相関性の定量的検証」。
これをCFOが検証しているというのが、CMOの仕事だという点は腹落ちですし、繋がった・・・!という感動が込み上がる。
▼こちら元ネタ
日本企業の市場価値を高めるESGと財務情報の相関性についての定量的な開示【前編】
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/sustainability-interview/management-interview01.html
「エーザイは「統合報告書2020」において、非財務資本への投資と長期的な企業価値向上の相関性を定量分析によって明らかにしました。非財務資本の強化がもたらす長期的な企業価値向上について」ここがむちゃくちゃ面白いですね!
『ESGへの取り組みは、投資的活動だからこそ、すぐに効果は出ない(遅延浸透効果)。だから、ESGの88種類のKPIの動きが、エーザイの28年分のPBR(株価純資産倍率)とどう相関しているのか、重回帰分析によって検証した(している)よと。』
エーザイの統合報告書、あとでじっくり読んでみよう。