(9日付の記事で、英文の訂正により本文第5段落目の「1日当たり」を「週当たり」に訂正します。)

[グリューンハイデ(ドイツ) 9日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は9日、ドイツのベルリン工場で早ければ11月にも車両生産を開始できるとの見通しを示した。ただ、量産にはなお時間がかかる見込みとした。

工場建設地で地元住民などを招いて開いたイベントで述べた。

テスラは向こう数週間以内に生産開始の許可を得たい考え。同工場に関する一般からの意見募集は10月14日に締め切られ、その後、環境省が判断を下す。

マスク氏は「生産開始は好ましいが、難しいのは量産だ。量産到達には工場建設に要した期間より長くかかる」と述べた。

量産体制に達すれば週当たり(訂正)5000台、「できれば1万台」の車両を生産したいとし、バッテリー工場では来年末までの量産を目指すと述べた。

ブランデンブルク州の経済相はこれまでに、テスラの工場が稼働許可を得られる可能性は95%という見方を示している。

同社はEV工場の隣に50億ユーロ(58億ドル)を投資して生産能力50ギガワット時のバッテリー工場を建設する計画を提出している。

マスク氏は、必要な労働者を確保できるかどうかが問題だとし、欧州各地からの応募を呼び掛けた。