EV・PHVなど多車種混流生産、マツダが改修した「防府第2工場」の全容
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大型AGVで搬送するだけでなく、工場全体をデジタルツイン化することで、混流生産の効率は向上するでしょう。
ポルシェも内燃機関車とEVを生産する工場を立ち上げましたが、やはりデジタルツインを実現しています。
大型AGVの稼働率を上げられるように急速充電機能も備わっているでしょう。
さまざまな車種を混流生産する日本のお家芸も、デジタル化が進むにつれて、変化を迫られていると言うことですね。
EV、PHV、MHVの混流生産は、エンジン車のみの混流生産より数段複雑になるでしょう。
それを可能にしたのは、やはりモデルベース開発と共に、開発にデジタル化が進んでいたからでしょう。それはお金がないから実現できたと言うストーリーは、多くの企業に参考になるはずです。トヨタもマツダから学ぼうとしているのは、そこにあるような気がしています。
またゴールド・ラット博士のTOCを取り入れ、CCPMをちゃんと導入していることも、ボトルネックに注目しそれを活用するということに習熟しているからだとも言えるでしょう。
◎ 予算がない、だからこそ先に走り出せたマツダ
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00049/050800003/
◎ 常識を「非常識」に徹底するマツダの働き方改革
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/1810/22/news034_2.html生産ラインは既存設備だけでもカオスなので追加車種投入は骨が折れるを通り越して砕けます。そこで既存設備をいじらずにAGVで組み立てるって発想が面白いですね。
将来ある程度車種が増えることが分かっていれば、多少予算がかかっても最初から拡張性の高い設計にしておくのが得策だと思っていたのですが、これなら後からどうにでもなる工程も出てくるのか。