Netflixに共感する人が爆発的に増えた納得の訳
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Netflixのように消費者に拡大したサービスを事例に、なぜこのようなサービスが爆発的に拡大したのか、簡単にまとめた記事になります。このビジネスモデルや関連するサービス自体は以前から存在していたわけで、なぜテクノロジーやアイデアが成熟していたタイミングで広がったのか。
テクノロジーやビジネスモデルドリブンではない形が、拡大のキッカケであることが、個人的には注目に値すると考えています。
社会課題の解決というと、一見すると「偽善」のように聞こえるかもしれませんが、私は全くそうは思っていません。今、脱炭素でようやく注目を浴びるようになった環境問題もそうですが、社会課題とはそこに住む我々個人個人、つまり消費者に究極的にはメリットがあることばかりなのです。
だからこそ、消費者にメリットがあるという視点でビジネスを拡大させてきた事例から学ぶことは多いと考えています。Netfixのようなエンタメ事業であれば、究極的にはそのサービスの恩恵を受けるのはテンタメ付きの一部の人に限られるのかもしれません。だから、一部の熱狂さえ捕まえればビジネスとして成立することができます。
社会課題として今後大きく我々人類の前に立ちはだかるのは、皆で行動していかないと変わらない全体の問題です。だからこそ、Netflixのような事例を噛み砕くことで、いかにして消費者の共感を勝ち得て拡大したのか、その仕組みを社会課題にもより後半に消費者を巻き込むことで解決することに使っていければ良いと考えています。
本記事は、最近発売した本「サステナブル資本主義」の抜粋でもあるのですが、ここで上げたポイント以外にも様々な論点を紐解くことで、どうすれば皆が豊かになり、持続可能な社会の実現を近づけるのか、その枠組みとして資本主義がアップデートされていく姿、それを「サステナブル資本主義」と名付けさえていただきました。考えても答えの出ない問題は問いの立て方を間違えている。よくある問題です。大きな企業ほど当たり前である前提がありすぎてシンプルな問いを立てられない。後発が強い理由の一つ。Netflixがまさにそうですね
"最も投資額や維持コストが高いのが通信やネットのインフラであり、消費者から得たお金はコンテンツではなく、インフラに回ることになり、お金の流れとユーザーが体験したい動画視聴サービスにズレを抱えていました"1.消費者に寄り添うアルゴリズム、2.課金モデル、3.コンテンツ特化。これらが拡大の理由。でも事後には分析できるが事前に発見しにくい。「社会課題を解決するにはどうすればよいかというシンプルな問いこそが出発点」という教え。