[東京 8日 ロイター] - ホンダは8日までに、国内自動車工場の10月の生産稼働率について、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)は当初計画から約6割、埼玉製作所の狭山工場(埼玉県狭山市)は約8割にとどまるとの見通しを明らかにした。半導体不足や東南アジアなどでの新型コロナウイルス感染拡大の影響で部品供給が滞っているため。

9月時点の公表では、10月上旬は国内の四輪生産全体として7割程度、鈴鹿製作所と狭山工場はともに約6割としていた。狭山の状況はやや改善するものの、下旬を含めた10月全体でも両工場で減産が続くことになる。

鈴鹿では主力の軽自動車「N―BOX」シリーズなどを、狭山ではミニバンの「オデッセイ」や「ステップワゴン」を生産している。

一方、埼玉製作所の寄居工場(埼玉県寄居町)は10月上旬に続いて下旬も正常稼働を予定する。