においだけで「おいしそう」 福井大など ドーパミンで記憶定着
日本経済新聞
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匂いの連合記憶についての重要な神経科学研究。嗅内野という脳の領域の細胞のドパミン経路が関わることを解明。マウスの実験で、砂糖水がもらえると期待される匂いを嗅ぐとドパミンが放出されるようになる。
過去の記憶まで蘇る「プルースト現象」の理解には、もう一歩、大脳皮質に仕舞い込まれた古い記憶の想起のメカニズムの解明が必要だが、エポックメイキングな研究成果。
アルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状として匂いの記憶が傷害されることが報告されているので、常に意識的に匂いを感じ取るようにするのは大事かもしれません(拙ピッカーの個人的意見です)。
本研究はバークレイの五十嵐さんと福井大の村田さんらの共同研究ですが、ノーベル賞受賞のリンダ・バック門下の坂井仁先生の系譜ですね。日本の研究者は嗅覚研究で世界をリードしています。さらに期待していますよ!