自民 岸田総裁 党の新執行部発足 幹事長に甘利氏など 正式決定
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今回は組閣の前の自民党という組織の役職人事ですが、岸田総裁の「新しい資本主義の構築を目指す」と言う革新的な意気込みには大変賛同します。（国益を守るところは保守を貫いてもらいたい）
しかしながら足元の党幹部人事の実態を観ていると、まさに日本的組織の「伝統」であるメンバーシップ型人事（＝派閥、人に職務を付ける）の呪縛から脱しきれず、ジョブ型人事（＝職務とその人財要件から候補者を比較検討する）にはほど遠いと言わざるを得ません。
多くの上場企業はコーポレートガバナンス・コード改訂に伴い、取締役スキルを特定してジョブ型経営人事に取り組んでいますが、岸田総裁（次期総理）には、先ずは自民党のガバナンスコードの制定と執行部幹部スキルの特定、そして次にはいよいよガバメントガバナンスコードの制定と大臣幹部スキルの特定を期待したいです＾＾＾
注目のコメント
岸田氏は当初、萩生田氏を官房長官に考えたようですが、それでは安倍元首相の側近ばかりになると指摘され、細田派の事務総長であり安倍色の強くない松野氏にしたと伝えられています。ただ、それでも立民の安住氏がやゆしたように「岸氏の顔をした安倍菅政権」のそしりは免れません。ただ、勝負はこれからでしょう。古くは宏池会の設立者である池田勇人氏は、60年安保の後、岸首相から「改憲を頼む」と政権を引き継ぎながら、首相になったら改憲など見向きもせず、経済路線をひた走りました。中曽根首相も田中派支配と闘いながら自分の仕事をしました。
イメージ的にどう見られてるかはわかりませんが、岸田さんの様な革新的にガツガツ行かない人は議員に好まれます。
河野さんの様に革新的にガツガツ行く人は議員に嫌われます。
地方には好かれますが。
結局、変化を嫌う典型的な日本人の集まりって事です。「経済安保 米中のはざまで」の企画を担当している関係で、半導体を巡る日米と中国との競争について取り上げたBS朝日「日曜スクープ」で甘利幹事長と共演する機会がありました。中国を念頭に「権威主義との戦いで勝たなければならない」と強調されていたのが印象的でした。経済安保を含めたどのような対中政策を立案するのか注目しています。
https://www.bs-asahi.co.jp/sunday_scoop/interview/86/
