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日本製紙、使った紙容器 焼却せず再生

日本経済新聞
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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    脱プラスチックの潮流によって、製紙メーカーがプラに替わる素材を供給する体制を整えつつありますが、「では紙ならば本当に持続可能なのか?」という声も挙がっています。メーカーとしてはリサイクルを推進して、紙の持続可能性をアピールしたいところでしょう。
    これまでも日本製紙は、自治体で使用済み食品用紙容器を回収して段ボールへリサイクルする実証試験を行ったり、飲食店向けの紙コップの洗浄破砕装置の開発を行ってきました。

    今回、日本製紙が回収のターゲットとする紙カップやヨーグルトの容器などは、自治体によっては燃えるごみとしての排出を指導している場合があります。そして容器包装リサイクル制度の分別収集の対象となった場合でも、複合紙製容器包装はリサイクルがされにくいため、多くが固形燃料化となっています。このような中で、食品付着の可能性や複合素材といった課題も乗り越えて素材としてのリサイクルを行うことは、ひとつのチャレンジです。

    そして「30年に紙コップの年間流通量の1割超にあたる1万2000トンの安定収集をめざす」についてですが、民間主導で特定の排出物を回収する仕組みを構築することも、もう一つのチャレンジです。

    民間主導の回収体制構築というと、食品トレーを回収する仕組みを作ったエフピコの事例があります。1980年代から40年間かけて拡大し、今では当たり前のようにスーパーマーケットなどで回収ボックスを見ることができ、回収率は30%程度です。
    紙パック(牛乳パックなど)のリサイクルの歴史も1980年代に始まっていますが、これはリサイクル促進のための市民運動が発端となり、全国に広がって10年間で回収率が10%以上になったといいます。現代は消費者の環境意識が高まっていると日々言われていますので、製紙メーカーの働きかけに生活者が応えて、期待以上の回収率が達成できるかもしれません。

    なお、「紙コップ」を購入して使用して捨てる場合は、容器ではなく製品ですので、容器包装リサイクル制度の対象ではありません。日経新聞では「紙コップ」と表現していますが、日本製紙のWebページに記載の成長戦略では「紙カップ」の回収スキーム構築とあり、回収対象の範囲が既存の容器包装リサイクル対象物とどれだけ重複するのかが気になっています。おそらく、幅広いバリア性紙素材を対象とするのだと思いますが。


  • バッテリー スペシャリスト

    斎藤さん&Saitouセンセに賛同です。

    当時官公庁向け納品物は全て再生紙になりました(今も?)が高いんですよね。人間がエントロピーを下げるには手間と労働が不可欠。化学薬品も使うので再生紙は環境にも悪く、CO2排出量も増えます。

    再生紙の再生プロセスでのLCAは春のLCA学会でも個別に報告していたか記憶に無いのですが、中村教授の基調講演の副題「空想から科学へ」は、皮肉も入れて本音で話されていて大変参考になりました。
    https://ilcaj.org/meeting/16th/keynote.html

    今一度自らの信念と違和感に立ち戻って、やるべきで無いことはやらないという姿勢を示すべきかと思います。無為自然という言葉が有るように、「何もしないことに全力を傾ける」という故河合隼雄先生の言葉を思い出しましょう。


  • とある商社

    エコの大前提はReuseでもRecycleでもなく、Reduceだということを忘れてませんかね。

    資本主義が是とする市場競争原理が、エコとは真逆の大量生産大量消費(からの大量廃棄)を喚起するというジレンマに陥ってる。
    リサイクル技術の発展はむしろこのサイクルを加速させるような気がしてならない。

    ReuseやRecycleは技術的にもコスト的にも大改革が必要だけど、Reduceは何の技術も使わず、誰もが、無料で、今日からできて、しかも何よりも効果がある。必要なのは、少しの我慢だけ。

    富裕層(個人、会社)なら、ブラックジャック先生のように、儲かった金で世界中の森林を買って開発させないように保護するのが簡単かつ効果的な貢献だったりね…


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