原発避難者愛媛訴訟、高松高裁も国の責任認める 国と東電に賠償命令

コメント

注目のコメント

• 小川 一

  毎日新聞 客員編集委員

  ・2021年09月29日

  「国の責任が争われた同種訴訟では、仙台高裁（2020年9月）と東京高裁（21年2月）が国の責任を認めた一方、同年1月の東京高裁は否定していた。地裁判決でも17件のうち、国の責任を認めたのは9件と判断が割れている」
  
  判断は分かれていますが、司法で国が敗訴する意味はたいへん重いです。国が敗訴する司法判断の累積は、様々な領域で大きな影響力を持ちます。従来のエネルギー政策のままでは立ち行かないことを、司法からも示唆したと位置付けられます。