『ゴルゴ13』さいとう・たかをさん、すい臓がんのため死去 84歳 本人の遺志を継ぎ連載は継続へ
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謹んでお悔やみ申し上げます。昨年出版されたゴルゴ13「MUHON 革命は成功するのか?」(小学館)の中の「100人の毛沢東」の章の報告特派員として登場させていただいたことは記者人生に残る思い出です。
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007445351&Action_id=121&Sza_id=A0さいとう・たかを先生、53年間もの長きにわたる『ゴルゴ13』の連載、誠にお疲れ様でした。ちなみに最終回は既に金庫にしまっていあるという都市伝説が流れていますが、2000年出版ののオフィシャルブック内では「コマ割りまでできていますよ、最後のシーンまで。でもそれは自分の頭の中にあります」と発言されており、2018年にも同様の事を話されています。ゴルゴのような腕利きは墓場まで秘密を持っていくそうですが、さいとう先生もそれを実行されたのですね。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
さいとう・たかを氏の画業は60年を超えており、貸本漫画から出発して2021年まで現役だったのは、この人くらいでしょう。
さいとう・たかお氏の数ある業績の中でも、特筆すべきは、「劇画」の創始者の1人として、1960年代に劇画というジャンルを確立し、現在に至るまでの潮流をつくったことでしょう。さいとお・たかを無くしては、池上遼一も、かわぐちかいじも、もう少し違ったタイプのマンガ家になっていたでしょう。
「劇画」というのは1960~70年代の運動に終わりましたが、その影響は連綿と続くもので、マンガの表現の幅を著しく広げ、読者層の年齢を上げていくのに顕著な功績がありました。