台風16号 非常に強い勢力で伊豆諸島通過か 関東でも荒天のおそれ
ウェザーニュース
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台風16号は27日になって一時的に勢力を落としました。ちょうど台風の眼を構成する積乱雲の入れ替わりのタイミングにかかったほか、台風自身が停滞し、その下でせっかく暖かかった海を自らかき混ぜて冷やしてしまったために発達のエネルギー源を弱めてしまったからです。
しかし今後はまた北上とともに勢力を取り戻すとみられており、その後もあまり弱まらずに関東地方の南を通過していくことになりそうです。気象庁の予報円をみていると北側にずれると関東地方も台風の直撃を受けるように見えますが、今回の予報円はおもに台風のスピードの予報の差で出来ているもので、関東を直撃する可能性はかなり低くなっています。ただし油断できないのは、台風が強いまま北上してくるため、距離があるとはいえ関東でも台風らしい天気にはなりそうなことです。
似たような勢力で関東の南を通過した台風としては1995年の12号があります。このときは関東南部で大雨となりましたし、風速も20m/s近く、瞬間では30m/s以上を軒並み観測するなどしました。いわゆる暴風域一歩手前くらいの状況ですが、今回も似たようなことになる可能性が大いにあります。
飛ばされやすいものを取り込むのはもちろん、交通機関に影響が出る可能性もありますので、今のうちに台風が接近する10月1日の身のこなしを考えておくことをお勧めします。
注目のコメント
コロナの影響で避難所の収容人数が最大8割減になっている中、各自治体の災害対応が2019年の台風15号&19号よりどれくらいパワーアップしているのかきになるところです。もし東京で大災害が発生した場合には、コロナ前から避難所が足りていなかったため、自宅避難になる世帯がほとんどです。