仏マクロン大統領の「ワクチンパス」がSNSに流出
テレ朝news
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あらら。
フランスでのワクチンの接種情報は日本のVRSのようにVAC-SIというシステムで集中管理されており、これには医療従事者などもアクセスすることができます。
マクロンの健康パスの流出はこのシステムにアクセス出来る医療従事者がマクロンを検索して健康パスのQRコードを出力する事で起こったと考えられています。流石に監査ログはあるはずなので案外すぐに犯人は見つかりそうな気がします。
カステックスの健康パスは以前にテレビ報道の中で彼が自分の健康パスをチラ見せした時にその二次元バーコードが鮮明に映ってしまったものによるもの。それだけで複製できてしまいます。
というのも、フランスも準拠するEU規格のデジタルCOVID証明書はアプリと紙の両方に対応するために静的なQRコードを用いているためです。
電子署名が用いられているためこの証明書の偽造(虚偽の情報を元にしたQRコードの作成)は極めて困難ですが、既にある証明書の複製は特に防ぐ手立てがありません。
ですので、入国時の運用では必ず証明書に記載された氏名とパスポート等の公的証明書のそれを比較して本人確認(ID verification)を行うとされます。
他方でこれは手間がかかるので、フランスでは国内利用について本人確認を省略する事が認められています。というか実際殆ど確認されません。
そのため理屈では流出したマクロンの健康パスを勝手に使う事も可能ですが、他人の健康パスの使用に関して罰則を定めることで抑止力としているかたちです。