理系分野の学生に占める女性の割合 日本はOECD加盟国で最下位
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私の頃の理系の女性率もたしかに低かったですが、例えば出身校で講演などをさせていただくと感じる女性率の割合は、だいぶ増えたなあと思っていました。しかしOECD加盟国で最下位の事実を知ると、もっと早くから理系に触れるきっかけを持ち、進学選択肢からそもそもその選択自体がなくなってしまわないように、理系への興味を引き立たせたいですね。
女性技術者を活性化するためのコミュニティなどで、高校と言わずもっと若い中学生から、弊社への見学の場の提供を実施したり、技術への興味を少しでも早くから持つようなきっかけづくりを行っていました。コロナ禍で見学自体は今はやっておりませんが、リモートでもテクノロジーの世界は開催できますから、色々なきっかけで理系を選択しようかなと興味を引き出す場の提供を考えていきたいです。
GIGAスクールも浸透し、プログラミングも授業で行うと、習い事でもプログラミングが増えています。小学生の頃からこのエリアに興味を持ち面白いなと思う方々が増えていくのではと期待しています。
注目のコメント
私の出身高校は、クラスの2/3が理系を志望する女子校でした。でも、ほとんどが医歯薬系を志望します。親からの圧が凄いのです。手に職がつき、地元に残れるということで、そうなるんです。大阪という大都市にある学校でしたが、これが地方都市の現実です。
もちろん私もそうでした。ただ、浪人禁止・国公立・医学部・家から通えるところという条件だとどうしても学力が足りず、農学部に進学して放浪の末今の仕事をしているという始末。同窓生を見ても、医者以外の理系の仕事をしている人はごくひと握りですね。女子の教育に投資する稀有な家庭であっても、出産しても食いっぱぐれる心配がなく、地方にも仕事がないと、なかなか医歯薬系以外の進路は許してくれないのだろうなと実感します。親世代のアンコンシャスバイアスが 今の子供達にも大きく影響している。
積極的な活動を 子供たちだけでなく親世代にも行い ジェンダーによって選択肢を狭めない世界を実現する努力が必要。 「女の子だから、、、」という言葉を聞くことのない世界がいいな。