日本企業で「出世する人」たちが「保身クズ野郎」ばかりになってきた“意外なワケ”
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「厚労省がNECらと開発した「V-SYS」(ワクチン接種円滑化システム)は、接種者の統計すらとれず、激怒した官邸があわてて作ったVRS(ワクチン接種管理システム)もまた、使い勝手の悪いタブレットをNTTドコモとNTTコミュニケーションズに押し売りされました。」
日本のITが発展しないのは大体、富士通、NEC、NTTといった大手ベンダーや昔からの大手Sierのせいです。昔はどうだったか分かりませんが、今は製品の理解も浅く技術力も大してない人が現場を管理してます。素人に毛が生えた下請けIT土方か死に物狂いで働きギリギリでゴミを納品されるという事を良くみてきました。
逆にマイクロソフトや外資系は高いですが、こちらの課題をしっかり理解して、適当なソリューションを提案、納品してくるので、結果的な投資効果は大きいです。
恐らく省庁のシステムも似たようなものばかりでしょうし、
政府は昔からの付き合いを一度捨てて、システム全体を見直してみるべきです。
注目のコメント
保身クズは言い過ぎとしても、上司の顔色を窺うのは日本企業に限った話ではありません。
むしろトップダウンの傾向が強い米国企業の方が上司に逆らうと出世できません。表面的にはフランクに話していても裏ではすごく気を使っています。下手したら解雇されますから。ウソだと思ったら外資系に勤めてる人に聞いてみてください。
ただし、米国は労働市場の流動性が高いので出世できないと思えば同業他社も含めて転職するハードルが高くありません。これは大きいですね。
また、斎藤陽さんが言われているように、日本の退職金制度の問題も大きいと思います。
例外はリクルートです。リクルートは早く辞めた方が退職金が高いので、「転職するのがフツー」と言われています。「両利きの経営」の観点からいうと、現在の業務を深堀りする人材が評価され、トライ・アンド・エラーしながら新しい分野にチャレンジする人材を評価する仕組みがほとんどの日本企業に欠けていることが保身クズだらけにする原因。そして、多くの経営者と日本政府が好きな「中計」経営は、予測できないことを計画に盛り込めないから、ますます、日本企業をダメにしていると思う。
「保身」と無縁の「傭兵」暮らしを長年続けてきた身からすれば、個人は、保身に走らないためにもエンプロイアビリティ(雇用され得る能力)をとにかく鍛え続けることが大事です。
一方で、企業の人事部も「その組織の中でしか活かせないスキルや知識」ばかりを植え付けるのはやめて、社員のエンプロイアビリティを高め、その上で優秀な社員が「敢えてここにとどまりたい」と思うような、社風や人事制度を築くべきでしょう。