「人財(じんざい)」はうさんくさい?辞書編集委員が語る意外な見解
コメント
選択しているユーザー
胡散臭く感じるのは、漢字や言葉が変わっても、言葉遊びに留まり、中身が変わってなければ意味がない、そういうことばかりだ、ということでしょう。
日本古来の充字を使った言葉遊びの文化自体は、洒落っ気もあり、割と好きなので、言葉遊びをした上で、しっかりと中身も伴わせて欲しいものです。
注目のコメント
人材が会社のビジネスを成り立たすための材料(リソース)、人財は会社にとっての財産(キャピタル)であれば、いずれも会社視点で何かの手段や持ち物のように表現されているのは変わらないのかなという印象を受けます。
ただ確かに何気なく使っている言葉一つ一つにもそれぞれの人の価値観や人間性のようなものは滲み出る中で、求職者にできるのはそれぞれの価値観やセンスで違和感を感じないところを選ぶということかと。なんとなくちょっとした表現に違和感を感じるセンスのところは選ばない方がその後が幸せな気がします。
もし人材と書かれていて違和感ならその会社を選ばない、人財がセンスないと感じるならその企業を選ばない、という。
なお求人企業側が、もしも人材-人財のいずれも使わない形で募集するなら、「採用情報」「積極採用中」「お仕事情報」など状況/状態を淡々と書くのも一つかと。海外だとhiring talents(才能を採用する)と表現するころも出来ますが、日本語でタレント採用というと違和感が出てしまいますよね。ちなみにこういう問題に敏感そうなGoogleの採用サイトでも日本向けには「人材募集」とトップに書かれていました。
ご参考: https://careers.google.com/locations/tokyo/「人財」と書いて、やった気になる企業。
いかにも人を大切にしているかのような表記だけで、終わる企業が多くなったことが問題。
本当に人を大切にしていれば「材」を「財」と書く必要はありません。
表面的なことや型にこだわることに目がいってしまう人が、いかに多いかということです。
「DX」の盛り上がりも似たところがあります。DX推進室を設置しただけの企業とか。
本質を大切にして、変な造語を増やすのはやめましょう。「人財」はうさんくさい「?」
ではなく
「人財」はうさんくさい「!」
です。
当て字の文脈で捉えていますが、
私は、
「やんちゃ」←「不良」←「悪人」
「いじめ」←「暴行」「傷害」「恐喝」
という言いかえに近いと考えています。
大事なのは実態だと思います。