石川県能登地方で震度5弱 津波の心配なし
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能登半島で最近発生した地震では、2007年のM6.9のものと1993年のM6.6のものがあります。今回の震源は1993年の震源にかなり近く、北西と南東に軸を持つ逆断層型と速報されておりメカニズムもほぼ同じです。30年前の地震の時の局地的な断層の滑りのこりが影響したのかもしれません。
能登半島は、そもそも日本アルプスと同様に陸地側のプレートが南東から押されることにより、シワがよって盛り上がったような地形となっています。そのため断層が多くなっていますが、陸上には活断層であるとして大地震の発生する確率について国の地震研究本部による長期評価の対象となっているものもありますが、海面下の断層については海底調査だけで確認するのは難しく、現実にはほとんど把握できていないのが実態です。
海面下に活断層があるようなケースも考えられますので、常日頃から地震・津波へは備えておく必要があります。大きな被害がないことを願いますが、揺れが小さかった場所においても地震対策を見直すきっかけとしていただければ幸いです。
#追記
震源地は防災科学研究所の速報段階から修正され、能登半島の陸地にかかる部分が震源となりました。1993年の震源は北の海底でしたので、とりあえず関係は薄れるということになります。ここ数ヶ月地震活動がやや活発になっている場所であったとのことで、ちょっとした群発地震の様相を見せているもようです。北アルプスでも群発地震はあるので、あまり気にしすぎてもいけませんが、しばらくは大きめの地震に注意が必要となるかもしれません。石川県の南端、加賀市ですがほとんど揺れませんでした。能登も10年ほど前?大きな地震があったので、ほぼ無傷では…1桁上の地震が来ない限り、強い国になりつつあり、いいのか、悪いのか…